飛行機(Airplane)と航空機(Aircraft)
AirplaneとAircraft .
日本語に訳するとどちらも同じ"飛行機"となるので普段は違いを意識することはありません.
しかし,航空の世界では明確な違いがあります.
法律上の飛行機(Airplane)と航空機(Aircraft)との違いについて,日本の航空法では以下の通りとなります.
航空機:
人が乗って航空の用に供する事ができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船、その他政令で定める機器
飛行機:
動力装置を備え、かつその飛行中の揚力を主としてそれぞれの飛行状態において固定翼面上に生ずる空力的反力からうる重航空機
すなわち,飛行機とは航空機の一部ということです.
また,アメリカの航空法"FAR"においては以下の通り規定されています.
Aircraft:
Device that is used or intended to be used for flight in the air.
Airplane:
Engine - driven fixed - wing aircraft heavier than air, that is supported in flight by the dynamic reaction of the air against its wing.
次に,飛行機を構成する要素としては大きく分けて以下に示すようなものになります.
飛行機の形はその運用目的によって形状やPowerplantの配置など異なることもありますが,訓練で使う機体やエアロバティクスなどに使用される小型の飛行機については大まかな形状は似ています.
(ちなみに下の飛行機はエアロバティクスの体験飛行をした時に操縦させてもらった飛行機ですが、名前は忘れてしまいました。)

次回より飛行機を構成する各システムについてまとめていきます.